- 9月 1, 2026
超音波下子宮卵管造影検査(フェムビュー)について|痛みはどのくらい?
こんにちは。秋葉原ART Clinicの看護部です。
今回は、当院で行っている**超音波下子宮卵管造影検査「フェムビュー(FemVue)」**についてご紹介します。
「卵管の検査は痛いと聞いたけれど、実際はどのくらい痛いの?」
「どのような検査をするの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、検査の方法やメリット、そして多くの方が気になる「痛み」についてもご説明します。
卵管の通過性を調べることは、なぜ大切?
自然妊娠では、卵子と精子が卵管の中で出会い、受精します。
そのため、卵管が閉塞していると、卵子と精子が出会うことが難しくなり、妊娠が成立しにくくなります。
特に両側の卵管が閉塞している場合には、治療の選択肢として、卵管の治療を検討したり、体外受精を行ったりすることがあります。
フェムビューによる超音波下子宮卵管造影検査とは?
フェムビューは、X線を使用せず、経腟超音波で子宮や卵管の通過性を確認する検査です。
検査は、主に以下のような流れで行います。
① 子宮内に細いカテーテルを挿入します
子宮の入口から細いカテーテルチューブを挿入します。
カテーテルの先端にある小さなバルーンを生理食塩水で膨らませ、子宮内でカテーテルを固定します。
② フェムビューをカテーテルに接続します
子宮内注入器であるフェムビューをカテーテルチューブに接続します。
③ 生理食塩水と空気の混合液を注入します
子宮腔内に生理食塩水と空気の混合液を注入し、経腟超音波で子宮から卵管へ液体や気泡が流れていく様子を確認します。
これにより、卵管の通過性を評価します。
フェムビュー検査のメリット
フェムビューによる検査には、以下のような特徴があります。
- X線を使用しないため、放射線被ばくがない
- ヨード造影剤を使用しないため、造影剤アレルギーの心配がない
- 甲状腺機能への影響を心配する必要がない
- 検査時間はおおよそ5分程度
- 比較的短時間で行うことができ、身体への負担が少ない
「卵管の検査は痛い」と聞きますが、実際はどうですか?
患者様から、
「インターネットで痛いと書いてありましたが、どのくらい痛いですか?」
という質問をいただくことがあります。
初めて受ける検査では、痛みがどの程度なのか、とても気になりますよね。
実際には、痛みの感じ方には個人差があります。
ほとんど痛みを感じない方もいれば、生理痛のような痛みを感じる方もいます。一方で、より強い痛みや吐き気を伴うこともあります。特に、卵管に狭窄や閉塞がある場合には、強い痛みや吐き気が生じやすい傾向があります。
なぜ痛みが起こるのでしょうか?
なぜ痛みが起こるのでしょうか?
検査中は、子宮内に生理食塩水と空気の混合液を注入します。その際、以下のようなさまざまな要因によって痛みが生じると考えられています。
- 子宮や卵管内の圧力の変化
- 液体や空気による子宮・卵管への刺激
- 子宮の一時的な収縮
- 卵管を通過した液体や空気による腹膜への刺激
卵管の通過性に問題がない場合でも、こうした刺激によって痛みを感じることがあります。一方、卵管に狭窄や閉塞がある場合には、液体や空気が通過しにくくなるため、より強い痛みが生じやすく、吐き気を伴うこともあります。
検査が不安な方へ
初めての検査で不安や緊張を感じるのは自然なことです。
検査中に強い痛みや気分不良がある場合は、無理に我慢する必要はありません。遠慮なくスタッフにお伝えください。