- 8月 22, 2026
AIH(人工授精)は何回まで? 秋葉原ART Clinicの8年データから分析
こんにちは。培養室です。
「AIH(人工授精)は何回くらい続けるべき?」「どのタイミングでステップアップを考えたらいいの?」と、疑問や不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
今回は、秋葉原ART Clinicの8年間にわたる治療データの分析をもとに解説します。
体外受精(IVF)へのステップアップを検討するタイミングは、患者様それぞれの状況によって異なりますが、一つの目安となるのが「3回」という回数です。その理由について、当院におけるAIHの「累積妊娠率」のデータをもとにご説明します。

当院のデータによると、どの年齢層においても3回目までは累積妊娠率が順調に伸びていきます。しかし、3〜4回目以降になると、妊娠率の上昇がほぼ横ばい(頭打ち)になっていくことがグラフから読み取れます。
AIHは身体への負担や経済的な負担が比較的少ない治療ではありますが、不妊治療において「時間(年齢)」は、特に35歳以上の方の妊娠率に大きく影響する重要な因子のひとつです。
これ以上の回数を漫然と続けるよりも、3回をひとつの区切りとしてステップアップを考慮することが、結果として妊娠への近道になるケースもあります。今後の治療計画を考える際のご参考になれば幸いです。