- 8月 22, 2026
当院におけるAIH(人工授精)の年齢分布と年齢別妊娠率データのご紹介
皆さま、こんにちは。培養室です。 本日は、当院で行っている「AIH(人工授精)」についての概要と、実際の治療実績(年齢分布・年齢別妊娠率)のデータをご紹介いたします。
AIH(人工授精)とはどのような治療?
AIH(人工授精)は、患者様の排卵のタイミングに合わせて、あらかじめ精液から良好な精子を洗浄・濃縮して抽出し、細いチューブを使って直接子宮内に注入する治療法です。
自然妊娠に近い形で受精をサポートできるため、主に以下のようなケースで選ばれています。
- 性交障害がある場合
- 精子の運動率が低い、または軽度の精液所見不良がある場合
- 精子が子宮頸管を通過しにくい場合(フーナーテスト不良など)
- 明確な原因がないまま、なかなか妊娠に至らない(原因不明不妊)場合
※著しい精液所見の不良がある場合や、卵管が閉塞している(卵管因子)場合など、AIHが適さないケースもございます。その際も当院の医師がお状況に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。
当院におけるAIH実施患者様の「年齢分布」
当院でAIHを受けられた患者様の年齢層の割合は以下の通りです。

- ~34歳:51.0%
- 35~37歳:29.7%
- 38~39歳:10.0%
- 40~42歳:6.2%
- 43歳~:3.1%
当院のデータでは、34歳以下の患者様が全体の約半分(51.0%)を占めており、37歳以下まで合わせると全体の約8割にのぼります。
当院におけるAIHの「年齢別妊娠率」

続いて、年齢別の妊娠率データです。当院のデータは以下のようになっています。
- 全年齢層平均:10.4%
- ~34歳:11.0%
- 35~37歳:9.9%
- 38~39歳:13.5%
- 40~42歳:5.6%
- 43歳~:4.3%
全体の平均妊娠率は 10.4% となっています。 40歳を超えると妊娠率は低下する傾向にあり、早めのステップアップが望ましいと考えます。