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最新型胚培養器 – タイムラプスインキュベーター

こんにちは。培養室担当です。
すっかり暖かくなってきて、昼間はどこかにお出かけしたい陽気ですね。
中々自由にとはいけませんが明るい気持ちになる陽気です。

さて、当院でタイムラプスインキュベーターを導入してから一年以上経過しました。皆様からお預かりした大切な卵をタイムラプスで、毎日観察しております。
卵ごとに成長の仕方も様々で、通常は1つの細胞が細胞分裂によって2つに。さらにそれぞれが2つに分裂して4つに。というのを繰り返して細胞数を増やしていきます。
ところが、中には1つの細胞が3つに分裂してしまったり、一度分裂したものの、また融合してしまう卵もあります。残念ながらこのような成長をする卵は胚盤胞まで成長しづらいようです。ただ、そういった全ての卵が成長しないという訳ではないので、注意深く観察をしています。

では、どうしてそのような事が起こるのか。ですが、卵子や精子に染色体異常があることが影響していることが分かっています。年齢が上がるにつれて、染色体異常も増えるので卵子の質は年齢にかなり依存するのです。
また、見た目では染色体異常があるかはわかりませんし、急に異常な卵が増えるというわけではありませんので、周期ごとによく観察をする必要があります。
卵のちょっとした変化も見逃さないタイムラプスインキュベーターで、赤ちゃんになる可能性を秘めた卵を見極めて凍結や移植を行っていきます。

ご質問等ありましたらお気軽にお声かけください。

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