看護部のTです。今回は、秋葉原ART Clinicで行っている超音波下子宮卵管造影検査(フェムビュー)についてお話したいと思います。
卵管が閉塞をしていると卵子と精子が出会えない為、妊娠が成立しません。
両側の卵管が閉塞している場合は、卵管形成術を受けるか、体外受精をするかになります。片方の閉塞の場合は、排卵の時にタイミング法や人工受精を行うことができますが、妊娠の確率が半分近く減ることになります。
卵管の通過性を知ることが治療方針を決めるのに非常に大切です。
まず簡単に検査の説明をします。
- 子宮の入口から細いカテーテルチューブを挿入し、カテーテル先端のバルーンを生理食塩水で膨らませて固定します。
- 子宮内注入器フェムビューをカテーテルチューブに接続します。
- 子宮腔内に生理食塩水と空気の混合液を注入し、経腟超音波により卵管の通過性を診ます。
(写真はバイエル社の製品紹介より)
この方法の子宮卵管検査の利点というのは、X線もヨード造影剤も必要としないため、放射線の被爆がなく、造影剤のアレルギーや甲状腺機能への影響の心配もありません。
検査時間も5分程度で、体への負担が少ないです。
通院している患者様からネットで「痛い」と書いてありますが、どの位痛いのですか?との質問が多く聞かれます。
そうですよね、初めての検査だから、痛みが気になりますよね。痛みの感じ方や痛みに対して弱い方、強い方など、人それぞれですが、卵管が狭窄や閉塞している場合は痛みや吐き気を伴う事が多いです。
こちらの検査は不妊ドックや不妊治療の過程の一部です。この検査だけを受ける事は出来ませんので、予めご了承下さい。
当院では、未入籍、事実婚の方(人工受精と体外受精は必要書類の提出あり)も不妊ドックや不妊治療をお受けしています。
ご相談の診察だけでも構いません。
是非ご検討の上、ネットからのご予約お願いします。
ご来院お待ちしております。