院長の湯です。今月中に新型コロナワクチンの接種が始まりますので、一日でも早く感染の収束を期待したいですね。
不妊治療の方、妊娠中の方への新型コロナワクチンの接種はどうしたらいいのか、世界諸国において見解は多少違いがありますが、現時点での日本の学会の見解を紹介します。
1月27日に日本産婦人科感染学会および日本産科婦人科学会からの提言が発表されました。
内容の抜粋
1、 COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対する安全性、特に中・⻑期的な副反応、胎 児および出⽣児への安全性は確⽴していない。
2、妊婦をワクチン接種対象から除外することはしない。妊娠 12 週までは、ワクチン接種を避ける。
3、 感染リスクが⾼い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基 礎疾患を合併している⽅は、ワクチン接種を考慮する。
4、 妊婦のパートナーは、家庭での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。
5、 妊娠を希望される⼥性は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする。(⽣ワ クチンではないので、接種後⻑期の避妊は必要ない。)
内容の詳細はこちらでご参照ください。
「COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ」
Microsoft Word – COVID19ワクチン接種0127確定.pdf (jsog.or.jp)